目からウロコの算数教室

10年以上個別塾講師として中学受験業界を見てきて感じたことや算数をできるようにするためのノウハウをありのまま発信します。

【偏差値別】夏期講習の過ごし方!

f:id:mekarauroko-math:20210609163133p:plain

んにちは!

もう6月も1/3が終わりますね!

 

さて、この辺りの時期に来ると

どんな塾に通っている方も

そろそろ話題に挙がるのでは

ないでしょうか?

 

そう、夏期講習です!

 

「 夏は受験の天王山 」なんて

言葉が昔からあるくらい、

とても大切な時期になります。

 

夏休みをどう過ごしたかによって

9月以降の総合演習や

過去問演習(研究)の質が

大きく変わってきます。

 

大手塾に通うお子さんは

そんなことはないとは思いますが、

 

7、8月をダラダラと過ごしたことが

ボディーブローのように後々

響いてくるんです!

 

例えばよく見るのが、

 

「 過去問演習を10年分やったけど

  全然点数が取れない 」

 

「 模試の偏差値が夏以降

  下がる一方だ 」

 

「 あれ?まだこの問題解けるように

  なってないの?? 

 

それで慌てて夏以降に相談に来られる

親御さん、本当に多いんですが…

 

正直に言うと、

 

夏以前に相談して

欲しかった…!(涙)

 

って思うことが

よくあります。

 

それだけ夏は大切な時期なんです!

 

単純計算で秋くらいには

“ 受験まであと100日! ”とかに

なってるわけですから、

 

その前にある程度の状態には

仕上げておきたいですよね。

 

なので、今回は夏休みの

過ごし方を偏差値別に

書き並べてみようかなと

思います!

 

からしっかり計画を立てて、

最高に充実した夏に

していきましょう!

 

さて、では偏差値別に

どんな勉強をしていくべきかを

紹介させていただきます。

 

参考になれば幸いです。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

※ 偏差値は模試によって

   違ってくるので、

   今回は下記のツイートを

   参考に書かせていただきます。

 

誰もが気になる、塾模試母集団の違いによる偏差値差を解析し、換算作成しました。ついでに中⇔高受験偏差値換算も。 #中学受験#開成#麻布#早稲田#慶應#桜蔭#灘#SAPIX#四谷大塚#日能研#早アカpic.twitter.com/nnPOJmeqlJ

— 中学受験がんばれ (@85fjkK3ma3d9x2z) 2021年5月18日

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

合不合偏差値30〜40の場合

 

大体首都圏模試では偏差値50前後に

なるでしょうか?

 

この偏差値帯に属している場合、

 

おそらく大問1〜2で結構な数の

バツを食らっているのではと

思います。

 

そんなお子さんがやるべきこと、

それは、

 

・計算力の強化

 

・4、5年で扱った基礎

 の徹底的な復習

 

・普段の勉強、宿題を

 どう取り組んでいるか

 厳しくチェック

 

このあたりです。

 

順を追って説明しますね。

 

計算力の強化

この偏差値帯に属する子の

ほとんどは

「 計算を当てにいく 」ことが

できていません。

 

どういうことかというと、

下のノートを見てください。

f:id:mekarauroko-math:20210609192405j:plain

 この偏差値帯にいる子のノート

の雰囲気をモノマネしました(笑)

 

これの何が問題かというと、

 

①ノートの使い方が不適切

 

②途中式がめちゃくちゃ

 

③力技で

 どうにかしようとしすぎ

 

要するに、

 

「 とりあえず作業すれば

  当たるんじゃね? 」

 

って感じで解いちゃってるんです。

 

( 一生懸命解いてるのは

  わかるんだけど… )

 

こういう子に対しては、

まず計算を確実に当てるには

どうすればいいのかを

理解させる必要があります。

 

そしてこれは一朝一夕には

身につきません。

ある程度長い期間が

必要になります。

 

では、具体的には

どんなことをすれば良いのか。

 

僕が思うに、次のことが

重要かと思います。

 

毎日の計算練習

 

この「 毎日 」が

超重要なのではないかと

最近感じています。

 

すでに算数ができる子

については例外ですが、

 

まだそれほど結果が出せていない子は

コツコツと毎日計算力をつけるべく

訓練して行った方がいいと思います。

 

最初はとても負荷を感じるかも

しれませんが、

それを乗り越えてある程度の

余裕が生まれてくると、

 

計算が飛躍的にできるように

なっているはずです。

 

ただ、ここで注意して

いただきたいのが、

 

最初のうちは算数をわかる人が

つきっきりでフォローしてあげる

ことをお勧めします。

 

と言いますのも、

 

この偏差値帯に属する子は

計算の仕方が非常にリスキーで、

ミスしやすい行動を起こしている

傾向があります。

 

そこを無理のない程度にフォロー

してあげて計算力をあげていくのです。

 

例えば、以下の計算式で

 

35×25×13×4

=875×13×4

=11375×4

=45500

 

とやってしまう子は残念ながら

計算力はまだまだです。

 

35×25×13×4

=35×13×25×4

=5×7×13×100

=5×91×100

=455×100

=45500

 

のように考えれば

筆算も要らず、それゆえに

計算ミスも防げます。

 

このようなところを

最初は細かく見てあげて

欲しいです。

 

子供はなかなかここまで

一人ではできませんから。

 

これを2〜3ヶ月くらい、

今からだと夏いっぱいくらいまで

やれば9月からの伸びが

期待できますよ!

 

4、5年で扱った基礎

の徹底的な復習

 

成績が上がらない原因を

分析すると、

 

「 そもそも基礎が

  わかってないんじゃないか? 」

 

という結論に至ることが

ほとんどです。

 

これはすぐに

気づけることもあれば、

 

親御さんの

 

「 基礎は大丈夫なんで〇〇を

  フォローしてください。 」

 

という言葉の通り、〇〇をテーマに

勉強を進めている段階で

 

そもそも〇〇を解く上で

必要となる△△が

わかっていない!

 

みたいなケースもあります。

 

この基礎力不足は9月以降に

なかなか成績が伸びない要因にも

なってきます。

 

なので、夏までは迅る気持ちを抑えて

基礎固めを徹底的に行ってください!

 

基礎固めする上でどんな教材を

使ったらいいか、については

今後リクエストがあれば

お答えしますね!

 

普段の勉強、宿題を

どう取り組んでいるか

厳しくチェック

 

これはサピックスのような

サポート必須の塾でも

 

個別指導メインで中学受験

しようとしているご家庭でも

 

等しく言えることです。

 

特に個別指導塾は校舎にも

よりますが、

雰囲気が良くも悪くも緩い側面が

ありますから、

 

自習時間をうまく使えていない

場合があります。

 

お子さんが今どんな勉強を

やっているのか、

 

蓋を開けてみたら全然やっていない

みたいなことがあり得ます。

 

個別指導塾といえど、

勉強の仕方までしっかり指導している

講師は実はあまりいません。

 

そうしたところまできめ細かく

見てあげないと成績が上がらない

お子さんもいます。

 

ただ、

勉強の仕方を厳しくチェックした結果、

お子さんのモチベーションが下がって

しまう危険性も確かにありますが、

 

その時は無理のない範囲で

意味のある自習をしようという声かけを

しつつ、

 

量は減らして質を上げる学習に

シフトしてみるなどを試すと

いいんじゃないかと思います。

 

 

…ふぅ。

 

こう書いていると、

かなり長くなってしまいますね…(苦笑)

 

本当はもっとコンパクトに

まとめるつもりが、

つい長くなってしまいました。

 

合不合偏差値40〜50や

合不合偏差値50〜60に

属する子がやるべきことに

ついても

 

今後ブログにまとめようかと

思いますので

よろしくお願いしますm(_ _)m

 

それでは今回は

この辺で失礼しますね!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

 

【生徒募集のお知らせ】


・指導科目 : 算数・理科


・指導可能地域: 

 東京・千葉・埼玉・神奈川等。

 オンライン指導もしています。


・授業時間:2時間


・塾名、成績、志望校で生徒を選ぶことは

 一切ありません。

 一番重視するのは「お子さんのやる気」です。

 

・ご返信は1週間ほど

 お時間いただく場合がありますm(_ _)m

☆まずはお子さんの様子や

 心配事をお聞かせください。

指導に関するご質問、

体験授業や家庭教師のご依頼は

こちらまでどうぞ。

ヒロ

mekarauroko.math@gmail.com