目からウロコの算数教室

10年以上個別塾講師として中学受験業界を見てきて感じたことや算数をできるようにするためのノウハウをありのまま発信します。

間違いを恐れる子が合格する。

「 間違いは誰にでもある。気にするな 」

という言葉は良く聞きますが、

子供はこの言葉を残念ながら

悪用しています笑

 

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というのも、良く耳にする

「 間違いを恐れるな 」は、

積極果敢なチャレンジをするときに

用いられる言葉であって、

 

決して、楽観主義になれという

意味では無いのです。

 

我々オトナが最も手を焼くタイプが

この楽観主義タイプの子供なのですが、

 

このタイプの子供は総じて

最後の最後の確認が不十分に

なっていることが多いです。

 

算数を解く力は、言い換えると

正しい答えを正確に導く力だと言えます。

 

だとするならば、問題を得意げに解いたけど

最後の最後に確認を怠っている子は、

実は算数の力は無いのだと

言わざるを得ません。

 

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だって、正しい答えを導けて

いないんですから。

 

正解を出すことが

いかに大変なことかを

分かっておらず、

 

猪突猛進にただガリガリ

計算して答案用紙を埋めて終わり。

 

間違った問題に対して、

「 これはケアレスミスだから

  大丈夫だよ!」

 

こんな子は要注意です。

(ドキっとしたお母様、いるのでは?笑)

 

まずは意識改革をしていかないと、

なかなかテストの成績は

良くならないでしょう。

 

いくら勉強量を増やしたところで、

結果は出せないし、

対応が遅れれば遅れるほど

治りにくくなります。

 

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だからと言って、

子供はなかなか「 言葉 」からは

学んでくれません。

 

我々が「 行動 」して、

それを子供に学ばせる必要が

あります。

 

実際に僕が持ってきた生徒の中で

ミスをしない子というのは、

しっかり確認をしているし、

 

何より「 失敗への恐れ 」と

常に向き合って計算をしていました。

 

なので、しっかりと確認をするように

早いうちから仕向けていきましょう!

 

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さて、間違っている問題を

ケアレスミスだから大丈夫 」

と言う子供に対して我々オトナが

考えるべきは

 

その「 大丈夫 」は

 本当に大丈夫なのか

 

ケアレスミス 」と言う言葉を

 多用していないか

 

ケアレスミスの原因を認識し、

 対応しようとした形跡、態度は

 感じられるか

 

計算を効率良く、スムーズに

 行えているか

 

筆算だらけでぐちゃぐちゃに

 なっていないか

 

 (筆算の多用するしているのは

  危険信号です。

  ゴリ押しはミスのもと。)

 

このあたりが重要です。

 

ただ、こちらの追求の仕方によっては

子供が引いてしまって

殻に閉じこもってしまうパターンが

良くあります(苦笑)

 

誰だって図星をつかれるのは

嫌ですからね。

 

自分の課題点に向き合えるのは

強さの証でもあり、

それは大事なことなんだと

わかってもらえるのが理想ですね。

 

いきなりの解決は難しいので、

焦らず、少しずつ修正して

いきましょう。

 

そのためにお父様、お母様が率先して

リスクを抑える姿勢を見せてあげるのが

子供には一番効くかと思います。

 

それでは、今回はこの辺で。